珈琲

コーヒー粉とお湯のベストな比率って?初心者にちょうどいい黄金バランス

コーヒーの粉とお湯のベストな比率って?初心者にちょうどいい黄金バランス

「コーヒーの粉って何g入れればいいの?」
「お湯はどれくらい注げばいいんだろ…」

これは私がコーヒーを淹れ始めた頃に毎朝感じていた疑問です。

ネットで調べると、サイトごとに書かれてる内容はまちまちですが、よく言われているのは「1:16が基本比率」「粉10gにお湯160ml」みたいです。

そもそもコーヒー始めたての頃、男の一人暮らしには計量スプーンやデジタルスケールなどあるわけもなく、さらにmlだなんて面倒。
億劫に感じていた私は「適当でいいだろ」と軽く考えていました。

でもある日、「うわっ…何これ苦っ……」
バカ舌の私が、飲むことを断念するくらいの大失敗をしてしまったのです。

その時に「やっぱり比率って大事。先人が出してくれた数字は大雑把でもいいから守るべき」と気づいたのです。

この記事では、そんな私が失敗しながら辿り着いた、ちょうどいいバランスをご紹介します。
難しいことは一切なし。初心者の方でも気軽に試せる内容です。
コーヒーに詳しい方やバリスタの方が見たら怒られてしまう内容かもしれませんが、まずは気軽に最初の一杯!と考える方はぜひご覧ください。

そもそも、なんで比率が大事なの?

コーヒーは「粉 × お湯 × 温度 × 時間」の掛け算でできていて、
その中でも、味の濃さやバランスに直結するのが粉とお湯の比率。と私は勝手に結論づけました。

比率を間違えて、粉が多すぎると「エグい」「重たい」感じになってしまい、逆にお湯が多すぎると「水っぽい」「スカスカな味」になってしまいます。

バランスが良いと、どんな豆でも「ちょっと美味しいかも」と思えるものです。
高級な豆や器具を買う前に、この比率を掴むことはとても大事だと感じました。

一般的に言われている黄金比とは

冒頭で少し触れましたが、多くのサイトで紹介されている基本の比率は

コーヒー粉10gに対して、お湯は160ml(=1:16)

この比率を守ると、そこまで濃すぎず、薄すぎず、万人受けする味になることが多いです。
私も比率を守ってみようと決めた後は「1:16」を基準にスタートしました。

私の最初の失敗談

何も知らなかった頃の私は、コーヒー粉を山盛りスプーン一杯、お湯はだいたいこれくらいかな!の超適当計量でした。

結果、日によって「ちょっと濃いな」「あ、今日はいい感じな気がする」「ちょっと薄い…」を繰り返していました。
味が濃い日は「牛乳入れればちょうどいいかも」と楽しんだり、味が薄い日は対処法を知らずに我慢して飲んだりでした。

しかしある日の朝、少し寝坊してしまった日。
寝ぼけながらも急がなきゃ…と適当にパパッと作りました。
始業に間に合いほっと一息、コーヒーを飲んだ瞬間…

「にっが……」

淹れ終わったコーヒーの粉を見てみると、ぱっと見でもわかるいつもの数倍の粉が。

寝ぼけて淹れるのもだめだし、なによりちゃんと量って淹れるようにしよう、
そう思ったんです。

今の私が守っているざっくり最低限ルール

私の今のルールはいたってシンプルです。
一回のドリップで2杯分作っています。

  • コーヒー粉:20g
  • お湯:
    • 大抵の場合、コーヒーサーバーの「2杯分」のメモリに達するまで
    • 時間がある時は、デジタルスケールで320mlになるまで

この時に買ったのがデジタルスケール(はかり)で、実際に私が使ってるのはこちらです。

  • 1000円以下で買える
  • 小さくて場所を取らない
  • 0.1g単位で測れるので、コーヒー以外の料理等でも使用できる

今のやり方は正しくないのかもしれませんが、正直不満はありません。
もっと美味しいコーヒーが飲みたいなと思った時に、またステップアップできたらと思いながらずっとこのルールのままです。

デジタルスケールに関しては、正直もっと早く買っておけばよかったと思ったアイテムです。

おわりに

コーヒーを淹れるのを失敗をしたことが、ちゃんと量ろうと思った私のきっかけでした。

毎日違った味を飲んでた日々も楽しかったのですが、毎日まぁ美味しいなと思えるコーヒーを安定して淹れられるようになってからも「少しコーヒー慣れてきたな」なんて思えて悪くないです。

私はデジタルスケールを買って分量を量るようになってから、少しずつ比率を変えて試してを繰り返しましたが、比率を少し変えたからといって味の違いはさっぱり。

だから私は黄金比くらいになるように…をざっくり守るようにしました。

まずは最低限の淹れ方でコーヒーの楽しさを知って、もっと自分好みの味を出したいと思ったその時から自分の好みを少しずつ探してみる。
そんな過程がコーヒーの楽しいところなんだと思います。

毎日のコーヒータイムが、あなたにとっても穏やかなひと時になりますように。